人・鳥・社会の幸せのために

(1)ポケットいっぱいの喜び@ミドリインコの仲間たち

ポケットいっぱいの喜び

ロビー・ハリス

Brotogeris(ブロトゲリス)とはラテン語で「大人しく飼い主に愛情を注ぐだけでなく賢くペットとして適しているインコ群」のことをいいます。50年以上前この「ビービー」パッロトは愛鳥家の心をつかみました。その鳥はトビーパラキートとして知られるミドリインコでした。ペットショップには常時この種の鳥がたくさんいました。簡単に馴れる可愛らしい鳥は成鳥・雛を問わず買われていきました。馴れているブロトゲリスはオウムをコンパクトにしたもようなもので飼い主からの愛情を求めます。

それから数年後、キソデインコやソデジロインコのような他の種類のブロトゲリスもビービーパッロトと呼ばれるようになりました。アマゾンミドリインコでさえ検疫所からビービーパロットとして、またビービーパロットの値段で出されました。

1970年代の後半から1980年代の前半にかけて、ペットとして飼うのならばワタボウシミドリインコがいいということで人気が出てきました。何千羽も輸入されましたがそのほとんどが馴れていて優しい性格でした。アメリカに輸入されて数日後には噂が広がり、ワタボウシミドリインコを希望する人が予想以上となりました。アメリカの30日間の検疫期間が終わる前にすべての鳥に予約が入ったのです。その後、購入希望がアメリカ全土から入りました。

今でも購入希望者は多く人気は上昇しています。ワタボウシミドリインコにはすぐに「ポケットパロット」というあだ名が付きました。それはこの鳥がすぐに飼い主のシャツのポケットに入り、そこから顔を出すからです。ペットストアへ入ったとたんにワタボウシミドリインコが飛んできて肩に止まり、シャツのポケットに入り込んできたという話を以前聞いたことがあります。という訳でポケットパロットというあだ名で呼ばれるようになったのです。ほとんどのブロトゲリスとルリハインコをポケットパロットと呼ぶ人もいます。しかし本当のポケットパロットはワタボウシミドリインコなのです。(ワタボウシミドリインコがシャツのポケットに入って窒息しないように注意してください。シャツのポケット以外は危険かもしれません。)

ブロトゲリスについて関心のある人が大勢いるアメリカで、このすばらしい鳥が絶滅しないように望むばかりです。しかしCITESの輸入規制により数量がすくなくなってきています。現在飼われている鳥を守るために繁殖家は努力しなければ鳥がいなくなってしまいます。

1980年代に私は“Grey Cheek and Company”というニュースレターを発行しました。何年か続けましたが1人で運営するのは大変で経費もかかるのであきらめなければなりませんでした。私が書いた“Grey-cheeked Parakeets and Other Brotogeris”はt.f.h.社より発行されていますが、需要が少なかったためもう絶版となっています。

1980年代から90年代にかけてのワタボウシミドリインコの広がりは伝染病のようなものでした。1人ワタボウシミドリインコを飼っている人がいると、その人の友達や家族がどうしてもその鳥を飼いたいという衝動にかられるのです。大勢の人が2羽ペットとして飼っていました。きちんとした餌と巣箱の入ったケージを与え、その2羽を繁殖させようと試みた人もいました。繁殖に成功した人もたくさんいました。


1.外見と原産地
次に挙げる名前はブロトゲリス属に分けられている鳥の名前です。

ワタボウシミドリインコ、キソデインコ、ソデジロインコ、ミドリインコ、アマゾンミドリインコ、キンバネミドリインコ、キボウシミドリインコ、オナガミドリインコ

メキシコの南部から中南米が原産地です。

大きさは7インチから9インチあります。ちょうどボタンインコと同じような大きさですがもう少し細身です。ブロトゲリスの尾羽根の長さはそれぞれ違いますがV字形をしています。羽根は長く尖っていて速く飛びます。

全種類の体色は緑ですが額や顎や風切羽や羽根の内側が多色です。嘴はボウシインコの形に似ていますが(大きさはもちろん小さい)上嘴の先がフックのようになっています。小さく毛の生えていないアイリングはコニュア属を思わせます。雄と雌はよく似ており、雛は親鳥に大変よく似ます。

ブロトゲリス属の鳥は原産地にたくさんいます。過去に何千羽もアメリカの検疫所へ輸入されていましたがもう輸入できません。輸入第一号で一番大量に輸入されたブロトゲリス属はミドリインコでした。大変いいペットとして知られています。後にワタボウシミドリインコやキソデインコなどの他の種類も沢山アメリカに輸入されました。

時にはそれらの鳥のなかに珍しいブロトゲリス属の種類も混ざっていました。何年も前、ペットストアーのオーナーから珍しいビービーパロットが入ったから見に来てくださいと電話をもらいました。それらはビービーパロットではありませんでした。アマゾンミドリインコでした。

しっかり検査をした後に私はつがいである事を願いながら2ペア購入しました。骨盤判定で私は正確に性別を判断しました。その中の1ペアがすぐ繁殖をはじめました。何年か後、私は検疫所に入ったキボウシミドリインコを入手しました。それで私はU.S. First Breeding Awardをもらいました。


2.性格
ブロトゲリスはコンパクトですが大変大胆です。自分より2倍も3倍も体が大きい鳥に向かっていくのもいます。静かにおしゃべりするようになり芸も覚えます。ワタボウシミドリインコの中には飼い主の肩に乗り、静かに休んでいるような幸せな時、クークーとかわいく鳴く鳥もいます。中にはある一言でケージに戻り、用をたすというトイレの訓練のできている鳥もいます。

私が売った雌のワタボウシミドリインコの雛で30語以上話すのがいます。話すだけでなく、ヨウムのように言葉と意味を関連づけることができます。

ワタボウシミドリインコや他のブロトゲリスは家族のペットとして、また一人のペットとして飼う事ができます。飼い主と大変深い絆を築くので家族の一員として考えられます。

飼主が最初のうちは過剰に世話を焼き、少し経って気にかけなくなるとそれが問題となることがあります。注意を引く事が大好きですが、飼い主との時間が必要だということを忘れないで下さい。彼らはとても賢く、遊び好きなので、ケージに残されたら退屈してしまいます。毛引き症になってしまうこともあります。

噛む事ができる安全なおもちゃやウォルナッツのようなおやつを与えて、退屈させないようにしましょう。噛む事のできるおもちゃは嘴の形を整えるのを助けます。嘴が伸びすぎてしまう鳥もいますが、必要であれば鳥獣医師やアビアングルーマーがトリミングできます。そして水浴びができるくらい大きな水を入れる容器を与えてください。

鳥のさえずりが時にはうるさい事があります。しかし1羽飼いしている鳥はそれほどうるさくありません。一番重要なことは鳥を叫び鳥にさせないことです。多くの飼い主は、騒ぐと飼い主の注意が引けるということを、無意識のうちに鳥に教えてしまっているのです。もし鳥が騒いでいたら絶対に気にかけないでください。静かな時にだけケージから出して遊ばせてください。

"Pockets Full of Pleasure"
BirdTalk誌掲載
ロビー・ハリス氏より翻訳・掲載許可取得済
無断転載・掲載厳禁

この情報は公開した当時の状況に基づいて執筆されています。現在の状況にそぐわない記述がある可能性があります。予めご了承ください。
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by soushi914 | 2001-06-15 18:20 | 海外レポート

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