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人・鳥・社会の幸せのために

【緊急報告】CAKと三鷹をクローズさせていただきます。

まず皆様にお詫び申し上げます。
千葉CAK開設以来、一度も出たことがないクラミジアが先日(11/5)の
検査で検出されました。
検出されたエリアは一部で、スタッフしか出入りできない場所です。
今までの開放のときに皆様に可愛がっていただいた鳥たちではありません。
ただ、クラミジアは人獣共通感染症です。
TSUBASAとしてはこのことを重く受け止め、人への感染を防ぐために原因を
究明し、対策後、再検査で「問題なし」と判断するまで施設をクローズ
させていただきます。

今年最後の開放を楽しみにされていた皆様には本当に申し訳なく思っています。
心からお詫び申し上げます。

早速、今日から飼育施設をクローズし、徹底的な消毒を行います。
次に、排菌している鳥を特定し、隔離室にてクラミジアの排菌を抑えるため
の薬物投与を行います。
最後に、再びクラミジア検査を実施し、施設内が清浄化されたこと、鳥から
の排菌がないことを確認します。
幸い、飼育している鳥たちには症状は認められていませんので、排菌を抑える
だけの対処で済みそうです。

今年最後の開放ということで、いろいろなイベントを予定していました。
CAP!フェスタ秋祭りで「わくわくフリーマーケット」に出店予定されていた
作家の皆様、この日のために準備をなさっていたのに本当に申し訳ございません。
ご来訪とバーベキューなどへのイベントを楽しみにされていた皆様、ほんとうに申し訳ございませんでした。

●三鷹サテライト念のためにクローズします。
11/9(日)CAP! 三鷹サテライト2階において「MTB」を行いました。
このとき施設から連れていった鳥たちにはクラミジアの排菌は認められて
いませんが、念のため三鷹サテライトもクローズします。
(徹底的な消毒と環境スワブの検査を実施します)
三鷹サテライトは、施設で行う消毒を通常実施していることと、医療関係で使用している「オゾン発生装置」を24時間作動させていますので、
「問題ないのでは」というご意見も頂戴しました。
しかし、念には念を入れて環境スワブ検査の結果に問題ないことが判明する
までクローズ致します。
ご迷惑をお掛けいたしますが、何卒ご了承のほどよろしくお願い申し上げます。

●当日(11/9)三鷹サテライトにお越しいただいた皆様へ

クラミジアはご存知のように濃厚接触をしない限り、人への感染は
ないと言われていますが、空調などの影響で接触がない場合での感染が
認められています。
潜伏期間は10日から2週間と言われていますので、万が一、高熱や
風邪の症状がでましたら、医師にその旨お伝えいただければ幸いです。


TSUBASAでは今まで定期的に年2回の検査で、施設内からクラミジアが
検出されたことがありませんでした。
クラミジアが長期間出ていないので、外部からの侵入には特に気を遣っていました。
しかし、このような結果が出た事を重く受け止め、さらに厳重な対策を行っていきます。

このことで皆様からのご不明な点等ございましたら下記までお願い致します。

メール: tsubasa0615@gmail.com
電話 : 0439-80-7717

重ねてこのたびのこと心からお詫び申し上げます。

TSUBASA代表 松本 壮志


【CBLからのコメント】

 一般に、鳥類の数%の個体は体内にクラミジアを保有していると言われています。
それでも人との共同生活は可能ですし、その鳥も健康に暮らしていけます。
健康な鳥が体内にクラミジアを保有しているかどうかを生前に調べることはほとんど不可能です。
多くはクラミジアを体内に保有しているだけで、発症も排菌もせずに生活していることが多く、人への感染も問題になりません。
しかし、様々なストレスなどによってその個体の抵抗力が落ちてきた場合、体内のクラミジアが血液や糞便に出現することがあり、
発症したり、人へ感染する機会が起こってきます。
この時にはクラミジアを検出することが可能となりますので、少なくとも年に1ないし2回のクラミジアの定期検査は重要な意味を持ちます。
クラミジアが検出された場合の対処法としては、飼育環境の消毒と排菌の抑制が最も効果的です。 
消毒にはアルコールや逆性せっけんなど一般的な消毒薬が効力を発揮しますし、排菌の抑制にはテトラサイクリン系の抗生物質投与が有効です。
また、クラミジアは人獣共通感染症の原因菌ですが、鳥と触れ合う際に適切な消毒を行っていれば、容易に感染するものではありません。
CAKのクラミジア検査は春と秋の年2回実施しています。
これは、クラミジアを保有する個体が季節の変わり目に寒暖差によるストレスで排菌する可能性があるからです。
今回、飼育施設内の一部エリアからクラミジアが検出されましたが、適切な消毒と排菌個体への抗生物質投与によって、早期にクラミジアを封じ込めることができると考えております。

小鳥の病院 BIRD HOUSE
Companion Bird Laboratories
   真田 靖幸



by soushi914 | 2008-11-12 11:15 | CAP!三鷹サテライト

管理人の日常をご紹介します。
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