人・鳥・社会の幸せのために

(2)ポケットいっぱいの喜び@ミドリインコの仲間たち

3.ブロトゲリス属の種類
次にブロトゲリス属の種類について説明します。ここに書かれている体重は平均です。性別や個体によりこれより大きい鳥もいれば小さいのもいます。雄の成鳥は時に少し大きく見えます。

(1)ミドリインコ

約17cmのミドリインコはトビーパラキートやビービーパロットとして知られています。この種類は本当のビービーパロットです。58グラムという小体重で、体色は緑、喉元と胸と腹部と羽根の内側が薄緑です。小翼羽と尾羽根は少しブルーがかっています。頭部、背中の下部、尾、腿、尾の内側と小翼羽に薄い青が入っています。肩部分には銅色の斑があります。鮮明で小さな斑点が下嘴にあり、この鳥の名前にもなっています。羽の下の雨覆羽は黄色です。眼はダークブラウンで嘴は象牙色で足は肌色です。雄と雌の区別はつきません。亜種は1種類います。顎のオレンジ色が少し薄いものです。幼鳥は成鳥に似ています。

ミドリインコはメキシコ、コロンビアとベネズエラが原産地です。私たちは何年か前に少数のミドリインコを幸運にも輸入することができました。それから何千羽という単位でアメリカに野生の鳥がペット用として輸入されるようになってきました。簡単に馴らす事ができ、いいペットになります。

(2)キンバネミドリインコ

このしっかりした約16cmの鳥は深い緑色をしており、背中と羽根の色はもっと深くなっています。頭部は前部が茶色っぽく薄らと青い斑があります。雨覆羽は鮮やかなオレンジ色をしています。顎は薄くオレンジ・茶色があり、嘴は象牙色です。足は薄い黄色・茶です。

キンバネミドリインコには色やサイズの違う4種類の亜種がいます。平均体重は65グラムです。4種類の亜種はB. c. chrysosema, B. c. solimoensis, B. c. tenuifrons とB. c. tuiparaです。

(3)ソデジロインコ

約23cmのソデジロインコは時々キソデインコとかYellow-winged(ソデキイロインコ?)を示します。体重は約65グラムで体色はオリーブグリーンです。眼の周りと額と頬の上部が青っぽくなっています。風切羽の先は青緑から白となっています。雨覆羽は黄色です。羽根を閉じている時は白い部分は見えず黄色い部分しか見えません。足はピンクがかったグレーで嘴は象牙色です。外見で性別は判断できません。幼鳥と成鳥の体色は似ています。

純血のソデジロインコは顔の嘴と眼の部分に毛が生えていないため、老鳥のように見えます。現在は亜種であるキソデインコと繁殖されているハイブリッドが多いためほとんどのソデジロインコの顔に毛が生えています。

挿し餌で育雛されたペットだけを見るとソデジロインコの性格はワタボウシミドリインコに良く似ていると思います。最近これらの鳥がペットショップで手ごろな値段で売られているのを見ます。フロリダとカルフォルニアに多いようです。もしこの種類の繁殖を考えている人がいるのならば今が一番よいでしょう。数が少なくなり値段が上がる前に。

(4)キソデミドリンコ

キソデミドリンコは22cmで60グラムのソデジロインコの亜種です。私がこの2種類を分けたのはサイズ、色と性格が違うからです。両方ともキソデインコと呼ばれていますし、間違ってビービーパロットと考えている人も大勢います。

この種はソデジロインコよりも少し小柄です。体色はソデジロインコよりも明るい緑で青りんごのようです。ソデジロインコのように毛が無い部分はなく、顔には完全に毛がはえています。羽は少し青がかっています。鮮明なレモンイエローの斑点が雨覆羽を目立たせている、この名前がついています。羽根には白い部分がありません。この亜種より少し体長の大きい亜種が1種類います。

(5)ワタボウシミドリインコ

この20cmで54グラムの鳥はワタボウシミドリインコ、ポケットパロットとして知られています。ワタボウシミドリインコはエクアドルの東部の狭い地域とペルーの北東に棲息しています。羽根の内側にある鮮明なオレンジ色により他の種類と簡単に見分けがつきます。羽根を閉じている状態だと肩の部分から少しオレンジ色が見えます。

体色は明るい緑。顎、額と顔の側面が薄い灰色で、ここに名前の由来があります。頭部と雨覆羽と風切羽が青っぽくなっています。眼はダークブラウンで足がピンクっぽく嘴は象牙色です。

雄も雌も色やサイズに違いがありません。外見では幼鳥も成鳥も見分けがつきませんが幼鳥の嘴は黒がかっています。この黒色は数ヶ月残りますが成鳥になるにしたがい象牙色となります。

(6)キボウシミドリインコ

キボウシミドリインコはとても魅力的な18cm、58グラムの鳥です。体色は鮮明な緑で、胸と腹部と羽根の内側と背中の下部と尾羽の下部が薄い黄色がかった緑です。風切羽は青がかっており雨覆羽は明るい青です。明るい黄色部分が額にありキビタイボウシのミニチュア版のようです。嘴は栗色です。眼は鮮やかな黄金色で真っ黒な瞳を引き立たせています。

色やサイズで性別は判断できません。幼鳥は成鳥と外見では変わりませんが眼が濃いです。亜種は黄色の縞が眼の後方にあります。

(7)アマゾンミドリインコ

この18cmのインコはオリーブグリーンで背中と羽根のグリーンが少し濃くなっています。額と首筋が青っぽくなっています。顎にオレンジの斑があります。雨覆羽と風切羽は鮮明なコバルトブルーで、これが名前の由来となっています。上嘴は象牙色で先端にいくほど黒くなっています。眼はダークブラウンで足は茶色がかったピンクです。雄と雌はよく似ており体重は約65グラムあります。幼鳥は成鳥と外見では変わりません。色が少し違う亜種が2種類います。

この種類をペットとして飼っている人をたくさん知っていますが、ペットとして最高でおしゃべりを学ぶと言います。私はこの種類が大好きです。自分で挿し餌をした鳥を繁殖用として飼っていますが今でも彼らに噛まれる事無くケージに手を入れて抱える事ができます。彼らは大人しく可愛いままでいます。この種類は繁殖用としてとても優れておりたいてい毎年卵を産みます。他の種類は1年や数年卵を孵さないこともあります。

(8)オナガミドリンコ

この約22cmの鳥は緑で額と頬と腹部が黄色っぽくなっています。風切羽と尾羽の内部が青くなっています。

この種類は原産地にはたくさんいますがアメリカには数羽しかいません。原産地のブラジルの厳しい輸出規制のため、アメリカにいるオナガミドリンコは全て密輸されたものです。最近アメリカ政府は密輸された数羽のオナガミドリンコを没収したと聞きました。しかし1羽以外はすべて死亡してしまい、私の知っている限り繁殖用として飼われているペアはアメリカにはいないでしょう。

(9)ハイブリッド

次のハイブリッドが繁殖されており、野生にも確認されています。

・キソデインコとソデジロインコ
・ワタボウシミドリインコとミドリインコ
・ミドリインコとアマゾンミドリインコ
・ワタボウシミドリインコとミソデインコ

もちろんここに挙げた以外の掛け合わせもあると思いますがこれらは私が今までに見たものです。繁殖するのならば同じ種類で繁殖をするのがいちばんいいでしょう。


4.禽舎
ブロトゲリス属のケージはオカメインコ用で充分です。ケージのバーの間隔は狭くなければいけません。あまり間隔が大きいと鳥の頭が挟まってしまうことがあります。ワタボウシ緑インコには直径約1cm~0.5cmの太さのバーを使ってください。(これより大きいものや小さいものは足の問題の原因になります)天然の止まり木は登ったり噛んだりするのに最適です。自分で止まり木を作る場合は寄生虫がいないか、鳥にとって毒ではないか注意してください。

ブロトゲリスはおやつがあり安全なおもちゃがある広い場所で遊ぶ事が大好きです。同じおもちゃで鳥を退屈させないように2~3日周期でおもちゃを変えてあげてください。ケージの外に出した時はきちんと監視してください。ブロトゲリスはやんちゃで歩き回るし、家具などを壊したり鳥自身も危険な目に遭う事があります。ブロトゲリスは子供と思って接すれば問題ないでしょう。


5.必要な食餌
健康で強い鳥になるにはバランスのとれた食餌を与えなければなりません。私は自分の鳥たちにバラエティに富んだ食餌を与えます。私はブロトゲリスにパラキートミックス、サフラワーシード、中位のサンフラワーシードをあげています。もっと手軽な餌をお求めであればオカメインコ用のシードミックスで問題はありません。

ブロトゲリス属の餌の食べ方ですが個体により様々です。例えば1羽のワタボウシミドリインコはパラキートシードだけを食べますがもう1羽はほとんどサンフラワーシードを、更にもう1羽は色んな種類のシードを食べます。混合飼料のペレットを与えてもいいです。

しっかり洗ったフルーツや野菜をあげてください。鳥はフルーツや野菜のような柔らかい食べ物が大好きです。ブロトゲリスはリンゴが好きなようです。私は毎日芽が出た種、リンゴ、オレンジ、ピーチ、バナナ、グレープ、エンドウマメ、トウモロコシ(新鮮でも冷凍でもよい)、細かく切った人参、ヤム、サツマイモ、ビート、ホウレンソウや他の季節のフルーツと野菜を1つの容器に入れて鳥にあげます。ここでヒントを差し上げましょう。ブロトゲリスは冷たいものより蒸したり煮た人参、ヤム、サツマイモを喜んで食べます。煮たり蒸したりすることでそれらの野菜の旨味が引き立つからです。鳥は少し固めに煮たり蒸したりしたものを食べるのが好きなようです。

私は鳥用のビタミンと粉のカルシウムをフルーツや野菜に振り掛けてあげます。特に繁殖用の鳥にはそうします。ブロトゲリスは水やフルーツジュースに浸けたビスケットも好きです。ビスケットが新鮮かどうか確認してください。カビが生えたりして鳥の健康を損ねることもあります。

人間と同様に鳥の生活にもバリエーションが必要です。ブロトゲリスの中には特別なおやつとして生きた青虫を喜んで食べるものもいます(蛋白質の源として)。これらはペットストアで買う事ができます。他に朝食用のコーンフレークやクラッカーが好きなものもいます。

ここで私の繁殖用として飼っているワタボウシミドリインコについてお話しましょう。ブロトゲリスでも変わった性格の持ち主もいるということがわかっていただけるとおもいます。毎日私は平らなガラス容器に彼らに与える柔らかい餌をミックスしたものを入れます。このペアは他のペアと同じようにその餌をおいしそうに平らげます。そして巣箱に帰り6つの有精卵の世話をします。ある日巣箱をチェックしたところ3羽の雛が孵っていました。私はいつも通りそのペアの容器に餌を入れて様子を伺っていました。そのペアは容器の中を見てその容器をひっくり返したため餌はそこらじゅうに散らばってしまいました。私はもう一度餌を容器に入れましたがまたひっくり返されてしまいました。これが何日間か続きました。私は1日に何回か柔らかい餌をそのペアに与え続けました。

ある日私は柔らかい餌を大さじにすくって容器に入れてあげました。すると今迄と違ったことが起こりました。そのペアは喜び勇んでその容器に近づいてきました。そしてエンドウマメだけを摘まんで食べました。その日の餌の中には特別にエンドウマメが入っていたためかそのペアは容器をひっくり返すことはしませんでした。次の日私はいつもの柔らかい餌の上にエンドウマメを余分に乗せてあたえました。そうしたらそのペアは大変喜び、その容器がひっくり返される事はありませんでした。そして私は、このペアは雛が生まれたらエンドウマメをもっと必要とするということがわかったのです。


6.繁殖
外見だけでブロトゲリスの性別を判断することは困難です。雄の頭部や嘴は雌より若干大きいといわれていますが、繁殖用としてペアリングをする時にこの判定の仕方はあまり信用できません。

もし鳥の性別を知る必要があれば信頼のおける鳥獣医による外科的な判定やDNA判定が間違いないでしょう。外科的な判定は手術を伴うということを忘れないで下さい。小型の鳥にとってこの判定は少し危険かもしれませんが、外科的な判定をしたいというのなら経験豊富な鳥獣医を見つけてください。性別を正確に知らなければ繁殖家は貴重な時間を無駄にすることになります。そして繁殖用としてペアリングされた鳥が同性であるとそれが鳥にとって欲求不満となり毛引きを始めることもあります。

繁殖用のブロトゲリスはペア毎にケージやアビアリーに入れてください。繁殖用のペアは繁殖を始めるとき大変機嫌が悪くなることがあります。繁殖を始めようとしているペアと同じ鳥舎に他の鳥やブロトゲリスを入れておくとその鳥を殺すこともあります。私の飼っていたブロトゲリスの中に普段はとてもおとなしいのですが繁殖を始めると非常に悪徳になるワタボウシミドリインコのペアもいました。私がケージの掃除をして餌をあげようとすると近寄ってきて攻撃するのです。

もしペットの機嫌が悪くなったらその時が繁殖しようと考えている時期だと思ってください。繁殖時期に人間に対して悪徳になるのは自然なことなのです。その時彼らは縄張りを守ったり自分の巣箱を守ろうとするのです。1羽飼いされている鳥も繁殖時期になるとこのような行動をとりますがそのような行動は時間が経てば落ち着きます。

繁殖用のワタボウシミドリインコやブロトゲリス属はおとなしくなくても構いません。野生でもおとなしい鳥でも時期が来ると繁殖をはじめます。他のブロトゲリスや他の種類の鳥と同じ建物や部屋に置いておいても問題はありません。1つだけ覚えておくべき事はペアごと囲うということです。私は以前、1カ所に数羽のワタボウシミドリインコを入れて繁殖させたと人がいると聞きました。私も同じ方法でアマゾンミドリインコの繁殖に成功しましたが1年後鳥たちが喧嘩を始め殺し合いになるのではないかと心配しました。そしてペア毎に囲んだのです。これが繁殖をするには一番いい方法だと私は思います。

私は繁殖用の鳥たちに標準的な木の巣箱の底にパインチップを敷いて与えています。この種類は自分で巣を作らないとされている鳥ですが私はリンゴ、オレンジの皮やケージの底で見つけたもので自分たちの巣をつくろうとするペアを見た事があります。私は葉が付いた木の枝を与えた事がありますがそれには全く手をつけませんでした。

私の飼っている繁殖用の鳥たちのほとんどが1年に1回卵を産みます。中には2回、3回と卵を産むものもいます。巣引きはたいてい2月から7月です。天候がよければ屋外で巣引きすることもあるでしょう。

1孵りに産む卵の数は決まっていません。1個という少ない時もあれば7個のときもあります。ブロトゲリスの孵化期間は25日~26日です。有精卵の中には1ヶ月経っても孵化しないものもありました。ブロトゲリスは1孵りで産む卵を全て産み終えてから抱卵をはじめるようです。雌鳥は新しく産んだ卵と一緒に巣に残りますがただ卵を暖めるだけで、3~4つの卵を産むまでしっかり抱卵するということがありません。このように卵を暖める期間があるため(決して抱卵の期間でない)この種類の抱卵期間は若干長いように思えます。最後の卵が産み落とされてから24日数えてください。まだ雛が形成されていない時点で卵を割ってしまったという人を沢山知っています。忍耐強く待ってください。

ほとんどの場合雌鳥が抱卵し雄鳥は巣の外でガードしています。雛が孵化しそうになると両親が面倒を見ます。雛はすぐに成長します。12日後には目も開き、その2日後には肌の下に羽柄が生えてきているのがわかるようになります。4週間後には尾や羽根の羽柄から羽毛が出てくるのがわかります。

6週目には羽毛も生えそろい、自分で餌が食べれるようになるまで巣の外で親鳥から餌をもらうようになります。9週間から11週間目には1人餌となり柔らかい餌を中心に食べるようになるでしょう。

もし希望するのなら飼養された鳥にはリングをつけることができます。私はオカメインコ用のリングを使っています。リングはその雛が飼養されたことを表しその鳥の身分証明にもなります。

雛が1人餌になったら巣から離すべきです。さもなければ繁殖しようと巣に戻る親鳥の邪魔になります。雛は毛が生え揃うまで親鳥と一緒にしておいてもいいですし、挿し餌をするのであれば、まだ若く毛が生えていないときに親鳥から離してもいいでしょう。

挿し餌をするために親鳥から雛を離すのは生後約2週目がよいでしょう。雛は頭を上下し「キーキー」言うでしょう。1人餌になればうるさくなくなります。飼養した雛は最高のペットになるでしょう。私はすべての雛を挿し餌で育てます。


7.医療上の注意点
何年か前、ワタボウシミドリインコに関していくつかの問題がありました。その問題とは鳥の結核でした。全ての鳥が検査を受けてそのような診断をもらったわけではありませんが勝手にそう思われていた鳥もいたようです。今迄に私が育てたワタボウシミドリインコやブロトゲリス属の鳥で結核になった鳥を見た事がありません。何の根拠もなくこの病気が流行っていたと思われていたのです。

ここで私の推測をお話しましょう。1980年に何千羽もワタボウシミドリインコが輸入されたとき、ペルーで輸送を待つ雛たちは現地の人により育雛されました。この現地の人たちの育雛とは清潔な注射器等で行われる挿し餌でなく、「ブローフィーディング」という方法によるものだということを頭に入れておいてください。

この「ブローフィーディング」とは人間が口の中で噛み砕いた餌をお腹を空かせた雛の口に吹き込むというものです。もし何かの病気を持っている人間がブローフィーディングをしたらその病気は餌を通して雛に感染します。今売られている雛はアメリカ国内で育雛されたものばかりですので心配いりません。

私がよく聞く他の問題に食餌の問題があります。飼主の中には鳥は人間のようなものだからと言って人間の食べ物を与える人もいます。人間の食べ物を与えるというこが悪いというわけでなく、脂肪分の高いものや人工加工された糖分など与える事になってしまうからよくないのです。人間と同じようにブロトゲリス属も食べ物によっては不健康になってしまいます。

最近、あるワタボウシミドリインコの飼い主が羽根の病気が気になり、その鳥を健康診断に出す事にしました。なんとその鳥のコレステロール値は600でした。正常値は160~180です。その後その鳥はダイエットに励み数値を325まで下げました。高脂肪の人間の食べ物は鳥の肝臓を悪くします。このような餌を与えていると鳥の寿命を縮めることになります。


8.一般的なブロトゲリスの事故
何年も私はいろいろな人とワタボウシミドリインコやブロトゲリス属の鳥についてて話してきました。中には自分が飼っているペットの事故について手紙や電話を下さった方もいます。今迄に鳥が犬や猫に怪我をさせられたということを聞きました。

他の致命的な事故は日向に長時間放置され熱死病となった鳥、踏みつけられた鳥、閉りかけのドアに挟まった鳥、電気コードを噛んで感電した鳥、蓋を閉め忘れた便器に落ちて溺れた鳥、熱いストーブに着地した鳥、熱湯が入った鍋に入ってしまった鳥。飼主の知らないうちに開いていた冷凍庫に飛び込み閉じ込められた鳥の話も聞いた事があります。

しかし私が一番よく聞く一般的な事故は鳥と一緒に寝ている人が鳥を潰してしまう事でしょう。ブロトゲリスはポケットの中に入ったり狭い場所が好きです。安心感や暖を求めて飼主の下に入り込むこともあるでしょう。事故はいつおこっても不思議ではありません。

私は一度大変可愛がっていたペットをなくした女性と真夜中から朝の四時まで電話で話したことがあります。彼女は心理学者で東海岸から電話をしているということでした。(私は西海岸に住んでいます)彼女はあまりにも悲惨なペットの死に耐えられず電話をしてきました。それは彼女がソファーでうとうとしていた時にペットを潰してしまった、ということでした。彼女は私の電話番号を知っていて、他に誰に電話したらいいかわからず私に電話してきたのです。

私は彼女と話したとこはなかったですし、その電話以来彼女と話をしていません。彼女は私の慰めの言葉と長時間付き合ってくれた事に感謝してくれました。少しでもお役に立てたのならいいのですが。鳥と一緒に寝る事はいいことではありません。このような悲劇は頻繁に起こるのです。私の娘も鳥と一緒に寝ていましたので、彼女が寝た後私が鳥を彼女のベットからいつも取り出していました。事故の話をたくさん聞いて今ではその習慣もなくなりましたが。

ほとんどの事故は防ぐ事ができます。鳥が陥るであろう危険について考え、どうすればその事故に遭わせなくていいか対策を練る事ができます。鳥に長く、楽しい一生を送らせてあげてください。ブロトゲリス属には30年間生きた鳥もいると知られています。私はアマゾンミドリインコを37年間飼っている男性から手紙をもらったことがあります。私は20年以上生き、繁殖もし、健康なブロトゲリスを数羽飼っています。


ロビー・ハリスさんは南カルフォルニアで何種類もの鳥を繁殖しています。今迄にBreeding Conures, Grey-Cheeked Parakeets and Other Brotogerisという 2冊の本を執筆しています。ヨウム、ズアカハネナガ、ハネナガインコ、ネズミガシラハネナガインコ、アカハラハナナガインコ、チャガシラハネナガインコ、ムラクモインコの繁殖をしています。また、U.S. First Breeding Awardを7回も受賞しています。

"Pockets Full of Pleasure"
BirdTalk誌掲載
ロビー・ハリス氏より翻訳・掲載許可取得済
無断転載・掲載厳禁

この情報は公開した当時の状況に基づいて執筆されています。現在の状況にそぐわない記述がある可能性があります。予めご了承ください。
[PR]



by soushi914 | 2001-06-15 18:22 | 海外レポート

TSUBASAとCAP!の活動と管理人の日常をご紹介します。
by soushi914
プロフィールを見る
画像一覧
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30

カテゴリ

メモ帳

検索

フォロー中のブログ

ファン

ブログジャンル

画像一覧